セカンドオピニオン

安心、納得して治療を受けていただくために

「自分に適した治療法が分からない…」
「治療を続けているのに一向に良くならない…」
「とにかく高額な治療を進められた…」

例えばですが、このような歯科医師のもとで治療を受けたいと思う患者さんは少ないのではないでしょうか。

「できる限り自分の気持ちを理解し、適切な治療法を提案してくれる医師に治療して欲しい」

そんな時に役立つのが「セカンドオピニオン」です。
セカンドオピニオンとは、主治医とは別の歯科医師に意見を求めることを言い、この制度を利用すれば、選択できる治療法の幅が広がる可能性が高まります。

なぜなら、同じ虫歯治療でも、十人の歯科医師がいれば治療方法も「十通り」になることがあるからです。

例えば、ひどい虫歯の患者さんがいたとしましょう。その場合、多くの患者さんは歯科医師が「抜歯を選択する」と思われるかもしれません。

しかし、実際は異なります。

抜歯を選択する歯科医師もいれば、非抜歯を選択する歯科医師もいるのです。

患者さんからすると「同じケースなのに治療法が異なるの？」と疑問に思われるかもしれません。

その理由は、歯科医師の考え方や流派によって治療方針が大きく変わるからです。まずは、このように歯科医師によって治療方針が「違う」前提があることを知ってください。少し大げさになりますが、歯科医師の数だけ治療法があるのです。

セカンドオピニオンを受ける際の「注意点」

セカンドオピニオンはあくまで自分が納得できる治療法を決めるための手段の一つです。

しかし時々、セカンドオピニオンの本来の目的から離れた行動をとられる患者さんがいらっしゃいます。

例えば、歯科医院で抜歯を宣告されるも、自分が絶対抜歯が嫌だという理由から、「抜歯をしない」歯科医院を求めて、セカンドオピニオンを受けられる患者さんがいるのです。これでは、自分に適した治療法を探しているのではなく、自分が「受けたい治療」をしてくれる歯科医院を探していることになります。

治療法を決めるのはあくまで患者さんですが、ご自身が受けたいと思っていた治療が、必ずしもご自身に最適な治療とは限りません。

患者さんの要望やお気持ちを汲むことは大切ですが、専門家である歯科医師が「抜歯が必要」と判断したということは、然るべき根拠があるはずです。

歯科医師にはその理由を丁寧に説明する義務があります。
そして、患者さんにはその説明に対して質問できる権利があります。

どのような治療法にも必ずメリットとデメリットが存在します。
ですから、患者さんにはできるだけ、公平に治療法を受け止める意識を持っていただけばと思います。

また、セカンドオピニオンには、歯科医師の「人柄」や「考え方」に直接触れられる機会でもあるため、ご自身との相性を見極めることもできます。

当院でも、セカンドオピニオンを受け付けておりますので、ご相談がある方は、遠慮なくお問い合わせください。

インプラントに関しての「セカンドオピニオン」

インプラントに関してのセカンドオピニオンのご希望が多くあります。専用ページを作製しましたので、興味がある方は是非ご覧ください。

インプラントのセカンドオピニオン