ドライマウスとは、口腔乾燥症と呼ばれる口の中が乾いてしまう病気です。精神的に緊張した時や、高熱、下痢の場合などに、口の中がカラカラになった経験のある方がいらっしゃると思います。ドライマウスは、その症状が一時的ではなく、慢性的に続く疾患です。
口の中がネバネバする- 口臭がある
- 虫歯ができやすい
- 味覚がおかしい
- 唾液腺が腫れる
- 乾咳(からせき)がでる
- 夜間に起きて水を飲む
- 舌や唇がひび割れて痛い
- 口の渇きが三ヶ月以上続いている
- 水分がないと食べ物を飲み込めない
- 誤嚥(ごえん)しやすく、肺炎を引き起こす
- 乾燥した食品(パン・ビスケットなど)がうまく飲み込めない
ドライマウスの症状は、少し口が渇くかなという程度から、口が渇きすぎて、味が分からない、うまく会話ができない、舌がひび割れるなどの不快な状態まで、非常に幅広い症状を示します。ドライマウスで唾液が少なくなると、口腔内の細菌やカビ類が繁殖し炎症を起こし、虫歯や歯周病になりやすくなります。さらに症状が進むと、食物を噛んだり、飲み込むことが困難になり、体に必要な栄養素を補給することが出来なくなります。
ドライマウスは現在、若い人から老人まで広い年齢層に広がっています。
原因はさまざまで、
加齢により、噛む力が弱くなり、唾液の分泌が減る- ストレスで、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ唾液がでにくくなる
- 糖尿病、腎疾患などの病気
- 血圧降下剤、抗うつ病薬、利尿薬などの薬の副作用
- 口呼吸、喫煙の影響
- 唾液腺に病気がある(シェーグレン症候群など)
- 中枢、末梢の神経障害がある
などが挙げられています。
十分に水分の補給をする- 何でも良く噛んで、水で飲み込まない
- キシリトールガムなどを食べ、唾液分泌を促す
- リラックスをする時間を増やす
- 香辛料、アルコールは控える
- 保湿剤などを使用する
- 常備薬の副作用で口が渇くことがあるか等を医師に相談する
ドライマウスは、一つの原因から起こっている場合もありますが、複数の原因が絡み合っている場合もあります。口が乾燥するという症状は共通するものの、原因には別々の疾患が含まれることがあるのです。原因によっては治療や対処の方法が異なりますので、問診・口腔内診査等、各種検査を行い、適切な処置を行うことが大切です。また、ドライマウスの方は、口腔乾燥によって、虫歯、歯周病、口臭、カンジダ症などのお口のトラブルを合併することが多いため、必要に応じて、それらの治療やケアも行うようにしましょう。

