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北山デンタルクリニック
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DENTAL NEWS
歯が凍みる?(しみる)【象牙質知覚過敏症】
知覚過敏とは?
中切歯(門歯)断面図 虫歯でもないのに冷たい水を口にすると歯が凍みたり、歯を磨くときに歯ブラシが当たって痛い歯が凍みるという症状があります。これを【象牙質知覚過敏症】(HYS:ハイパーセンスィティビティー)略して【知覚過敏】といいます。歯は歯冠(通常、歯肉より上の部分)と歯根(通常、歯肉より下の部分)からなり、それぞれ3層からなっています。その最内部には歯冠、歯根ともに歯髄(一般に神経と呼ぶ部分)があります。その周りをとりかこむように象牙質があります。歯冠の表層は人の体の中で最も硬いエナメル質でできており、歯根の表層は薄いセメント質というもので覆われています。象牙質の中には象牙細管という極細い無数の管が、象牙質の表面から神経(歯髄)へと通じています。

 本来、健康な状態では象牙質という部分は露出していることはないのですが、なんらかの原因(虫歯や歯周病、あるいは外傷)で、象牙質が剥き出しになると、象牙細管を通じて、外界の(機械的、温熱的、化学的)刺激が歯の神経に伝わりやすくなります。そして、その刺激を神経が感じたときに一過性(持続しない)に「凍みる」という状態が生じるのです。

象牙質が剥き出しになる原因は

歯周病
 歯を支えている骨が痩せ、それに伴い歯肉の退縮
 (成人の85%が歯周病といわれています)

加齢
 老化現象による歯肉の退縮(毎年0.05ミリ下がるといわれています)

不適切な磨き方
 歯磨きの行為自体が歯肉を削り、セメント質やエナメル質を削りとる
 (強すぎるブラッシング等)

咬耗
 歯軋りなどによる歯の摩擦による

歯周病の治療後
 歯ぐきの退縮や歯石除去後の人為的な象牙質の露出

咬合性外傷
 噛み合わせの負担過重により、歯肉縁のエナメル質が自然剥離したため

主な治療法

歯科医院での正しい歯磨き指導
 症状が軽い場合
 知覚過敏用歯磨剤の使用:薬用成分が、象牙質のまわりにイオンの保護膜を
 作ります。この場合、研磨剤が入っていないものをおすすめします。

知覚過敏抑制剤の塗布及びイオン導入
 露出表層のコーティング又は象牙細管の封鎖

歯髄(神経)を取る治療
 知覚を完全に遮断する

レーザーで象牙細管を封鎖する
 歯周病の場合は、このような処置と平行してその治療も必要となります。