妊娠中に歯が悪くなったら、とりあえず歯科医院で診てもらいましょう。そのうえで治療の必要性や時期を考えればよいかと思います。できれば産婦人科の先生とも相談しておくのがよいでしょう。妊娠中比較的安定した時期は四ヶ月から七ヶ月ですので、妊娠初期の方には応急処置だけにとどめ、続きは安定期になってから行うという方法もあります。歯科治療に使用するレントゲンや麻酔、薬などを心配している方も多いと思いますが、一般的にはほとんど問題ないとされています。妊娠期間中いろんなことに注意を払うことは大切ですが、神経質になり過ぎてもよくないということです。
個別にアドバイスしてみましょう。
歯科のレントゲン被曝量はごく微量です。例えば、口の中に小さいフィルム(口腔内フィルム・三×四センチ)を入れて撮る場合、部位(前歯や奥歯、上の歯や下の歯)によって多少の差はありますが、一枚の撮影で患者さんが被曝する量は自然放射線(宇宙線、地殻からの放射線など)の六十分の一〜百五十分の一ですから、かなり小さい線量であると思っていただいて結構です。
レントゲン
レントゲンは、必要最小限の撮影によって正確な病状を判断し、的確な処置をするために、歯科治療には欠かせないものです。歯科のレントゲン被曝量はごく微量です。例えば、口の中に小さいフィルム(口腔内フィルム・三×四センチ)を入れて撮る場合、部位(前歯や奥歯、上の歯や下の歯)によって多少の差はありますが、一枚の撮影で患者さんが被曝する量は自然放射線(宇宙線、地殻からの放射線など)の六十分の一〜百五十分の一ですから、かなり小さい線量であると思っていただいて結構です。
麻酔
歯科治療で使用する麻酔薬は、局所麻酔です。注射を打った部位だけに作用しますので、身体に及ぼす影響はほとんどありません。また、麻酔薬の中毒を防ぐ目的で、血管収縮薬(アドレナリンなど)が添加されています薬
投薬が必要な場合は最小限に限っていますし、その分、より慎重に経過を診るようにしています。 大切なことは妊娠するまでにきちんと歯の治療を受けておくことです。ときどき腫れる親知らずは独身時代に抜いておくなどの心構えも必要ですね。ブライダルチェック(結婚前の健康診断)は歯科もお忘れなく!


治療を受けてもお腹の赤ちゃんに影響しませんか?」
学生時代から診ている患者さんの質問です。
結論からいえば、妊婦の歯科治療は基本的に問題ありません。もちろん、避けることができればそれに越したことはありませんが、歯が痛くて食事ができなかったり、ひどく痛むのを我慢したりするのは、かえって母体や胎児に悪い影響を与えます。