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北山デンタルクリニック
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DENTAL NEWS
歯周病はやがて全身に広がる
 厚生労働省の調査によると、今や四十歳以上の日本人の80%以上、十〜二十代でも60%以上が歯周病を患っていて、食生活の変化により、その比率は年々上昇しています。
 近年、歯周病に関する研究が進むにつれて、歯周病が、歯のみならず体の他の部位に悪い影響を与えていることがわかってきました。
口内の歯周病菌
口内の歯周病菌 口の中には500種類以上の細菌が存在しており、たった1mg(1円玉の千分の一)の歯垢には、数億個もの細菌がいると言われています。
そのほとんどの細菌に病原性はありませんが、歯磨きを怠ったり、疲労のなどで免疫力が落ちると、『ジンジバリス菌』などの歯周病菌の活動が活発になります。
そして、次のような経過を経て、歯を蝕んでゆきます。
  • 歯と歯のすき間などに歯垢がたまる

  • 歯垢が石灰化し、歯石になる(歯磨きではとれない)

  • 歯を支えている歯肉に炎症が広がる

  • 歯の土台(歯槽骨)が徐々に溶けて最悪の場合、歯が抜け落ちる

  •  歯周病は急激に悪化することは稀で、何年もかかってじわじわと進行していくケースがほとんどです。
    歯周病菌の全身への影響
     歯周病菌の恐ろしさは、歯を失うことだけにとどまりません。
     最近、歯周病を放置していると、全身のさまざまな場所で病気を引き起こし易くなることが明らかになってきました。主に、次のようなものがあります。
    【誤嚥(ごえん)性肺炎】  老化によって気管の入り口を遮断する力が衰え、口の中の歯周病菌が肺に達し、肺炎を引き起こします。
    【動脈硬化の促進】

     炎症を起こした歯肉の毛細血管に歯周病菌が入り込み、動脈に運ばれ、内側の壁に沈着していきます。歯周病菌には白血球や血小板を集める性質があるため、徐々に血管内部が詰まってゆきます。

    【糖尿病の悪化】

     歯周病菌による炎症作用によって、インスリン(=糖を分解するホルモン)の働きが妨げられてしまします。
     病気の直接の原因にはなりませんが、間接的に病気の悪化を促します。

    毎日の歯磨きが大切
     歯周病菌の活動を抑制するためには、正しい歯磨きが欠かせません。次のようなことに注意し、毎日地道に歯を磨くことが、予防の第一歩です。

  • 筆持つように歯ブラシを握り、小刻みに動かす。

  • 時間をかけて丁寧に磨く。
     (お風呂の中やテレビを見ながらなど、生活の中でうまく時間を確保する。)

  • 歯磨き粉はつけすぎない。
     (特に「ミント系」などは、磨けたような気がしてしまうので要注意。)

  • デンタルフロス・歯間ブラシも上手に活用する。


  • お口は体の玄関 どんなに気をつけても、自分では落としにくい汚れもあります。年に数回は定期的に歯科検診を受けることが望まれます。
     お口は体の玄関です。全身の健康のためにも、歯を清潔に保ちましょう