一筆啓上

2010年 3月

 スウェーデン、イエテボリ大学、アストラテックインプラントから、

学んだ事は、患者さん中心の医療です。データを重視し、だれがやっても

うまくいくのが、医療と呼ばれるものです。

 インプラント治療、花盛りの世界の情勢ですが、原点は、このイエテボリに

あります。北欧の自然観が、教育、研究、臨床とバランスのとれた医療が、

実践されるんだと感じます。

 先生と患者さんは、とてもフランクで、信頼関係の厚さを感じました。

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 皆さん、こんばんは。院長の北山です。

 今日、2007年の秋にアメリカ、フィラデルフィアにあるペン大で研修をした

 内容を復習していました。

 

 

 ジョン・F・ケネディは、

 私たちの問題は人間が生み出したもの。

 従って、人間により解決できるのです。

 人間社会の中で起こる問題の中で、

 人間を超えているものはありません。

 そうですよね。

 為せば成る。為さねば成らぬ何事も。

 成らぬは人の為さぬなりけり。

 笑顔と感謝の気持ちが、一番、大切ですよね。

 

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 皆さん、こんにちは。院長の北山です。

 ご無沙汰していました。院内の改革に忙しく、また

 いつかは来ると言われていた大災害が日本でも起こってしまい、

 心を痛めていました。

 たくさんの方が、本当に大変だったと思います。

 震災で、お亡くなりになった方にお悔やみと被害に遭い、

 心を痛めている多くの方にお見舞いを申し上げます。

 歯科医師会より、被災地への歯科医療従事者の派遣のボランティア

 の要請がありますが、行けるほどの余裕がないのも事実です。

 たくさんの患者さんの診療を通して、今、自分ができることを

 精一杯やる、これが一番大切なのかと感じます。

 世の中は、本当に不条理な事が多く、心がいつも苦しく、逃げ出し

 たくなることがあるのも事実ですが、やはり、ひととしての

 道を歩みこと、素直、正直、誠実、そして、思いやりが、

 大切になってくると思います。

 そんな中、3月23日(水)日本を代表する英字新聞「Japan

 Times」にインタビュー記事が掲載されました。

 とても名誉なことですし、歯科医師としての職業を評価して

 いただけたことにとても感謝しております。

 Web記事のアドレスです。

 http://www.japantimes.co.jp/news/executive_interviews.html? 

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 日本の日常臨床は、やはり、9割義歯治療です。

インプラント治療が、どんなに進歩、進化しても、

やはり、我々、歯科医師は、義歯治療で、患者さんに満足してもらわないと

いけません。

義歯治療が、できないから、インプラントではないんです。

もちろん、インプラント治療を最初から、望む方はべつですが、

今の日本の歯科臨床は、圧等的に義歯治療です。

我々は、もっと努力すべきだと思います。

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  日本の一年間の自殺者は、約3万人。交通事故よりも多いです。

 一日、約100人ほどです。ここ10年あまり変わりありません。

 最近、「よく眠れていますか?」というのが、自殺防止には、とても大切な

 フレーズのようです。

 よく眠れないと、うつになり、結果、自殺してしまう。
 
 自覚症状が薄いため、まわりのサポートが大切です。

 実は、奥歯でものをしっかり噛めることが、よく眠れることの必要条件になります。

 よく噛めるようなると、なぜか、持病をもっている高血圧、糖尿病がよくなり、

 内科の先生から、一生お薬を飲む必要性があるといわれた逆流性食道炎の患者さん

 が、お薬いらずになり、内科の先生もなぜ、治ったのか不思議に思っていること。

 また、原因不明のつめの症状が、劇的に改善、これも皮膚科の先生は、

 不思議に思っている。

 
 結論は、奥歯で、ものがしっかりと食べられるようになると、

 血行がよくなり、脳の血流量も増え、よく眠れるんです。

 人間の自然治癒能力は、とてもすばらしいです。

 お口から、しっかりと食べれること、歯は、とても大切です。

 パタカラのメカニズムですね。

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 入れ歯が合っているのか、合っていないのかは、はめているはぐきの

 形、色、つやをみるとわかります。はぐきが引き締まっています。

 つまり、痛かったり、違和感を感じるのは、傷があったり、赤くなっていたり、

 ぶよぶよしていたりと、炎症が起こるからです。

 そして、その下の骨が、とけてやせていくということになります。

 入れ歯安定剤は、一時的にはいいですが、炎症が起こりますし、骨がやせて

 いくスピードが早くなります。

 答えは、簡単です。かみ合わせをきちんと診れるトレーニングの受けた先生に

 診ていただくことです。

 そうすると、劇的、瞬間的に治ります。

 左が、治療前、右が、治療後です。

 だいたいの方は、筋力が衰えているために舌の力が弱いです。

 舌の力は、お口の健康にとても大切です。

 入れ歯は、同じに見えますが、お口に入れた感じは、月とすっぽんの差が

 あります。材料じやないんです。

 かみ合わせを作れる技術力が、とても大切です。

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 歯の調子が、よくなるとお体と心が、健康になります。

 初診時の状態です。原因は、かみ合わせが、動かないんです。

 金属床義歯にしたから、マグネットを入れたから、インプラントオーバー

 デンチャーにしたから、噛めるのではなく、かみ合わせを十分に動くように

 調整してあげると、よくなります。

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 はぐきが、傷だらけです。かみ合わせの良い歯を入れるだけで、1週間で、

 初診のお困りの点が、解決します。

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 きれいなはぐきですよね。 これが、噛めるようになります。

 材料じゃないんです。金属にしたから、やわらかいものにしたからではなく、

 かみ合わせをしっかりとしてあげると、よくなります。

 患者さんにあまりにも、早くよくしてしまうので、詐欺師といわれたり、

 魔法にかかったみたいとも言われます。

 マグネットにしたから、金属にしたからじゃないんです。

 しかし、入れ歯師が、少ないのも事実です。

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 上顎無歯顎症例は、9割義歯で、満足してもらえます。

 ただ、普通にお口の型どりができない方がいます。

 こういう方は、やはり、インプラント治療ですね。

 患者さんのアンケートです。 
http://livedoor.blogimg.jp/ya_kitayama/imgs/8/5/85752a33.jpg

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 今、オールオン4が、日本のトピックになっていますが、実際は、全部の症例が

できるわけではありません。できるという先生もいますので、否定しませんが。

インプラントを入れて、すぐ歯を入れる方法の代名詞になっていますが、

すぐに力をかけすぎてしまうと、やはり、インプラントは、だめになってしまいます

し、熟練した先生にやっていただかないと、うまくいきません。

 日本に入ってきて、まだ10年経っていません。

 ただ、4本でいけるケースもありますし、6本のときもあります。

 6本のときでも、オールオン4と呼ぶ先生がいます。

 今、日本では、マロー先生のオリジナルの考え方が、伝わっていないそうです。

 名前は、別としまして、長くもつことがやはり大切です。

 費用は、最初の仮歯を入れる段階まで、だいたい1本40万ほどかかります。

 総額、150万円から200万円です。

 もし、最終的にポーセレンで仕上げると、追加で、約80万円ほどかかります。

 結果、あまり安くありません。

 3年前にアメリカに行ったとき、オールオン4の需要は、

 ポルトガルが、85%。日本が15%と聞きました。

 アメリカ、ヨーロッパは、やっていないそうです。本当のようなうその話

 でしょうか。正確な情報を手に入れるのは、本当に難しいです。

 でも4本では、本当に難しいですよね。できる先生は、尊敬しています。

 このメーカーは、ガイドサージェリーも、今、注目されていますが、

 ヨーロッパのある国では、発売禁止になっているみたいです。

 今、インプラントメーカーのターゲットは、やはり中国です。

 どの業界も同じですね。

 その中間地点としての日本の臨床は、やはり重要な拠点みたいです。

 いずれにしても、使う歯科医師のモラルと責任が、一番の鍵ですよね。

 インプラント治療は、やはり、人生を変える治療です。

 小宮山先生が、おっしゃる「自信の回復」ですよね。

 実は、義歯治療でもできます。

 師匠、川原田 幸三先生は、やはり、すばらしいです。

 歯がなくなり、噛めない状態、また放置しておくと、お口の中は、虫歯、歯周病

が進み、かみ合わせが乱れ、お体、心の問題を大きく左右します。

 あまり、自覚症状が薄いため、ますます放置してしまう傾向にあります。

 歯医者さんは、二の次、やはり、怖い、痛い、行きたくないというのが本音です。

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 義歯治療が、難しいのは、こういうかみ合わせを作る技術と時間のかかる治療と

いう認識がとても薄いことに原因しているのかもしれません。

 正直、難しいので、我々、歯科医は、インプラントをすすめてしまう。

 しかし、義歯でも、十分によくなる方が多いのも事実です。

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 インプラントは、ねじ固定のメタルオクルーザルが、長持ちの鍵になります。

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 延長ブリッジは、やはり、10年くらいの予後でしょうか。

 全部ポーセレンオクルーザルだと、歯根破折を起こすことが多い。

 せめて、かみ合わせのキーとなる部分は、メタルを使うと歯に優しい。

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 6番遠心根抜歯。遊離端欠損にインプラント補綴予定。

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 アストラテックインプラント 直径4ミリの長さ8ミリ埋入。

 痛みも腫れもない。きれいな術野が大切です。

 7番相当部は、下歯槽神経が近い。だいたいしびれる原因は、7番が多い。

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 補綴後、1年後、3年後、5年後のデンタルです。

 全く、骨吸収していません。

 これは、インプラントの部品の精度が高く、しかもねじ固定をしているからです。

 セメント固定の場合、セメントのコントロールとはずしたら、同じ位置にもどす

 のが、とても難しいです。天然歯は、歯根膜があり、動きますが、インプラントは、

 動かないためにねじのほうが、戻しやすいです。(再現性があります。)

 これを見る限りでは、10年、20年と予後が読めますので、

 とても安心して見ていることができます。

 インプラントのデザイン、表面性状は、完成度が高いです。

 他の追随を許さない研究、開発があるために、結果が伴います。

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 5年後、はずしてみました。咬合面は、うまく磨り減り、生体と調和しています。

 中は、においもなく、とてもきれいです。一番、咬合力のかかる場所ですが。

 これだけきれいなインプラントは、世界の中でも1,2番に入ります。

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 拡大写真です。とてもきれいですよね。他のシステムには、なかなか見れません。

 インプラントは、限りなく、天然歯に近づきますが、絶対、同じにはなりません。

 今、本国では、長さ6ミリのインプラントがあります。

 短いので、大丈夫であれば、リスクを考えると、これで、十分ですよね。

 インプラントのゴールデンルールは、ねじ固定のメタルオクルーザルだと

 学べる症例です。

 もちろん、患者さんのニーズがあれば、ポーセレンも使いますが、部分的に

 メタルを使わせてもらっています。

 正直、今、アメリカ、日本は、8割ぐらいセメント固定です。

 理由は、審美的にと言うことですが、実は、セメントのほうが手間隙がかかりま

 せん。

 しかし、長期的な予後を見たとき、実は、セメントのほうが難しいんです。

 やはり、保証も含めて、歯科医師の責任が、どこまであるかですよね。

 小宮山先生は、「インプラント治療は、100%、歯科医師の責任。」

 といつもおっしゃっていて、それが、頭に焼き付いております。

 しかし、東京で、やっているのもありますが、1本60万円です。

 15年前にはじめて聞いたときは、北海道で、やりたい人いるのかあと

 感じたのを今でも覚えております。

  費用対効果ですよね。

 インプラントは、人生を変える治療ですから、やはり、健康に投資ですね。