一筆啓上

2008年 9月

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 Astra Teck Biomanagement Complexとは、

アストラテックインプラントの根幹を成すものです。

インプラントのデザインで、大切なことは、一つだけ良くてもだめなんです。

すなわち、バランスです。生物学、生体力学、組織学、材料学をすべてにおいて

調和のとれたデザインです。

 4つあります。

 1、OsseoSpeed(オッセオスピード)

 2、MicroThread(マイクロスレッド)

 3、Conical Seal Design(コニカル シール デザイン)

 4、Connective Contour(コネクティブ カウンター)

すべてにおいてのエビデンスと論文の数が膨大です。

 まずは、OsseoSpeed(オッセオスピード)です。

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表面性状です。より、骨と早く、しかも強く、くっつくようになりました。

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今、現在、研究は、ナノレベルのお話になっています。

骨と2週間で、くっつきます。

次にMicroThread(マイクロスレッド)です。

これは、一言で言えば、インプラントを支えている骨が、吸収しないことです。

自然界の法則、立橋、木の枝、大腿骨の生体力学と構造の数式であるウォルフの法則

(整形外科での研究)を生かして、実に700種類のデザインを考案し、研究。

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少し、難しいものですが、後日、詳しくお話します。

 最新インプラント事情その1です。

まずは、写真をご覧ください。2008_08270175

 科学的なアプローチ

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 長期安定性、成功率

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 どれがインプラントでしょうか?

 答えは、犬歯です。右上3番。

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 やはり、EBMは必要ですね。

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 今年、アストラの臨床研究数。 世界多数の国で

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 5年以上フォローアップした学術論文数

 アストラは、ブローネマルク、ITIに次ぐ3番目です。

歴史が20年ということもあります。

 ブローネマルクインプラントの大部分は、実は、昔の機械研磨された初期の

インプラント。今は、ありません。売ってません。

 よければ、まだ残っているはずですが、これをどう解釈するか。

 新しいノーベルリプレイス、ダイレクトは、論文数がほとんど

ありません。これをどう解釈するか。

 他のメーカーは、5年、10年以上前のものがありません。モデルチェンジです。

 これをどう解釈するか。売っている当時は、最高のもので売っているはずです。

 また国産メーカー。昔、卒業後初めて聞いたインプラントの講義のメーカーもの。

 いつのまにか消えています。つい15年前のお話です。

 やはり、患者さんから、本当に安心、信頼を得るのは難しいんだ

 と感じております。

 かと言って、環境のせいにしても仕方のないことで、自分がどうするのか

 ここが、鍵だと考えております。

 皆さん、こんにちは。院長の北山です。

今日から、最新のインプラント事情について、お話していきたいと思います。

まず、表題の「アストラテック バイオマネージメント コンプレックス」とは?

少し、難しそうですが、写真を見てください。これです。

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 天然歯に近い、また機能、審美、生物学的に調和がとれている
 アストラテック インプラント

 

 今、現在、世界で市販されているインプラントシステムの中で、

これだけ、完成度の高く、しかも開発当初以来、インプラントのデザイン、

コンセプトが変わらないものは、他にありません。

 例えば、他のメーカーでは、5年前のインプラントの部品がなかったり、

うたい文句はいいのですが、研究、開発にどれだけの時間をかけ、データを

出して製品化されているのかがわかりません。

この回転が、昨今、早くなってきました。

 今、現在、インプラントメーカーは、世界に実に50~60社くらい

あります。小さいところを入れても本当にたくさんあります。

 その中で、我々歯科医が、選択すべきもの。

やはり、信頼度の高い、しかも長持ちがするものを使いたいというのは、

誰しも考えます。

 やはり、使う側の歯科医の責任が大きいです。

15年インプラント臨床を手掛けてきて、本当に自分もすばらしいと

思えるインプラントに出会えたのが、ちょうど4年前でした。

 それが、スウェーデンの最新インプラントです。

 「アストラテック インプラント」です。

3年前にスウェーデンで、受けた講義は、今でも脳裏に焼き付いています。

全く知りませんでした。どれを使っても同じでしょう、と。

 その当時は、今、日本で一番売れているN社のものを使っていました。

(日本では、N社とS社の製品、それから、アメリカのZ社のものが、

売れています。)

 しかし、自分の臨床の中で、しっくりきていませんでした。

また、北海道は、なかなか情報が入ってこなく、良さがわかりませんでした。

変な話、アストラに変えて、インプラントが簡単になりました。

迷い、疑問がなくなりました。それは、インプラント システムの完成度が

高いからです。

 カワラダ デンチャー システムと同じでした。

本当に納得のいくインプラントに出会えました。

ありがたいことです。

 アストラテック インプラントは、年々、シェアーを拡大しています。

あと、5年、10年すると、もっといろんなことがわかってくると思います。

 自分がどうするのかが、とても大切なところです。

 アストラテックインプラントは、世界的な製薬、医療器具メーカーである

アストラゼネガ社のグループ企業、アストラテック社によって開発された

生体親和性に優れ、長期間安定して使用できる素材である純チタンを用いた

歯科用インプラントです。

 1985年から開発に取り組み、現在、その研究開発力と長期安定性は

世界中で高い評価を得ています。

 実は、その当時、世界のなかで、大きな二つの勢力、

 スウェーデンのN社のブローネマルクシステムとスイスのITI、今は、

ストローマンシステムがありました。

 日本でもたくさんの先生が使っています。

 その当時、やはり、インプラント治療の問題点があり、より完成度の高い

ものを作ろうとスウェーデンの国をあげて、開発しようと取り組んだのが、

アストラテック社です。

 N社も実は、イエテボリに本社があるのですが、今は、アメリカに研究、開発が

行っています。

 アストラテック社は、それまで、ブローネマルクシステムを手掛けてきた

人たちをヘッドハンティングしました。

 なので、今のアストラテック社で、昔、N社にいたひとたちが、活躍しております。

 一言で言うと、派手さはなく、本当に地道です。

研究開発から製品を作り、世に出してから、コンセプト、インプラントのデザイン

が、変わっておりません。10年以上になります。

これは、完成度が高いことを意味します。開発当初のものでも、困ることは

ないのですが、よりいいものを追求する姿勢は、本当に驚きました。

 
 他のメーカーから、変えた理由は、5年前の製品がなくなっていること、

また、対応に困ることが、実は多かったです。

 3年前から、ヨーロッパの事情を見てきて、ほとんどの他のメーカーが、

このアストラテックインプラントをまねてきております。

 しかし、特許をとっているため、同じものは作れず、またコピー商品も

所詮、オリジナルにはなりません。

 本当に安心して、信頼のできるものが使えることにうれしさと喜びを

感じて、今回の研修から帰ってきました。

 北海道のインプラント事情もようやく、はじまったところです。

日本は、スウェーデンの事情から、10年くらい遅れていると大家の先生は

おっしゃっていました。

 あくまでも患者さんに真摯に一歯科医師としてできることを

やらせてもらい、自分の持てる力を出せるようもっと精進していきたい

と思います。

 明日から、もう少し詳しく最新のインプラント事情を

お話していきます。

 イエテボリ市内の夕日 夜の9時

 皆さん、こんばんは。院長の北山です。

月曜日の夜にイエテボリから、帰ってきました。24時間はかかりますね。

海外に行くのは、だいぶ慣れましたが、それでも疲れは出てきますね。

 今回の研修も現場のことを考えると行くのを迷ったのですが、IOR主宰の

竹下先生のお願いもあり、基本的に断れない性格もあり、行ってきましたが、

自分の性格、考え方、見方にまた一段と磨きがかかった感じです。

本当にありがたいことです。

竹下先生、ありがとうございます。

世界のインプラント事情、そして、何を基本的に大切にしていくのか、

とても見えてきました。基本を大切に、また、しっかりとしたものを選ぶ。

 インプラント治療ももう、15年に差し掛かり、今でも十分な勉強に

感じそうですが、たくさんの情報を仕入れ、腕もあがれば、おのずと

患者さんにいいものを提供できる気持ちは、今も昔を変わりません。

 ただいろいろと無理をしているように、周りから見られそうですが、

あとから、いろいろとついてきます。不思議です。

 「喜ばれる存在」を目指していますが、まだバランスが悪いのも事実です。

 信じてはいます。自分のこと、周りのこと、ひとのこと。

やはり、信じるものは救われると思っています。

 インプラント治療は、やはり、自費の治療のため、患者さんの満足を

一番に大切にしなければいけません。

 したがって、自己研鑽は、一生続きますね。いろんな価値観、考え方を

するのが、人間ですからね。実は、それが楽しいんでしょうね。

何でも最初から、うまくいくとおもしろくないですよね。

帰りの飛行機の中で、また映画を見てきました。

その中で、「人は、なぜ堕ちるのか?」

     「それは、這い上がる事を学ぶために。」

なるほど、自分は、まだまだですね。

生涯勉強です。
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